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7月 11

レクサスLS600hエンジン始動せずレッカー入庫

オート信州の小林です。

毎日良い天気が続いておりますが

そろそろ雨が欲しいですね。

関東の水瓶(ダム)の貯水率が例年に比べて低く

梅雨明けする前にまとまった雨が山間部に降らないと

水不足になるかもしれないそうです。

台風で大雨洪水地方があれば水不足の地域も。

狭い日本でも各地で色々ですね。

さてエンジンが始動せず動かなくなってしまった

レクサスLS600hが入庫しました。

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スナップオンの診断機で調べると、7個の異常データーが

見つかり何から調べて良いか・・・

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P0358 イグナイタ系統異常
P0A0F エンジン系異常
P0A0F-206 エンジン系異常
C1259 HV系異常(回生)
C1A40 エンジン系異常
B2090 ドライビングサポート系異常
U1117 用品ゲートウェイ異常

運ばれてきてエンジンを始動したら一回

クランキングしてエンジンに火が入り1,400rpm程で

エンジンストール(燃料カット)した感じで停止。

インフォメーションディスプレイには

ブレーキシステム異常、PCS異常が表示されて

「車を停車して販売店に連絡してください」となり

その後、何をしてもエンジン始動せず・・・(^^;

でも、エンジン始動直後にバラツキを感じたので

イグナイタ(点火コイル)不良で8気筒のうち

1ヶ所イグナイタ不良で爆発していない可能性が

有りましたので点検すると8番(H)シリンダーが

駄目な様ですので、とりあえず外してみる事に。

でも天下のレクサスLS600h!

エンジンが見えませんw

IMG_3348

カバー類を全部外します。

IMG_3333

エアクリーナーBOXを左右とも外します。

IMG_3334

やっとイグナイタ(点火コイル)が見えました(^^;

8番シリンダーは右バンク一番奥(運転席側)になりますが

一番奥だけ何やらカバーが取付されてます(>_<)

写真は左バンクです。

右バンクは撮影する前に外してしまいましたw

IMG_3338

調べると直噴エンジンの燃料ポンプをカムシャフトで

駆動しているようで知り合いのレクサススタッフに

聞いてみると「ポンプの騒音対策」との事でした。

外したカバーの内側には確かに吸音材らしきスポンジが

貼り付けてありました。

IMG_3347

でも左右で6番8番、5番7番シリンダの上にだけカバーが

あるので放熱性が悪くて湿気がこもり易い等、イグナイタには

過酷な環境下だなぁと想像しますね。

実際に外したイグナイタのコネクターは腐食してました。

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コネクター内部の端子が腐食してました。

新品イグナイタがすぐに間に合わないとのことでしたので

エンジン始動の動作確認の為、同型のコイルを在庫車から外して

テストしてみました。

在庫車イグナイタのコネクター内部。

IMG_3337
全然端子が綺麗ですね。

イグナイタ交換してエンジンECUの異常データーをクリアして

再始動すると、何事も無かったかのようにエンジン始動して

HV用メインバッテリーの充電も始まりました(^^)

メインバッテリーの残量が10%未満になっていたので

少々ドキドキしながら再始動を繰り返してましたが残量が

無くなると専用充電器が必要になるそうです(^^;

でもイグナイタ1個の故障で、大事になってしまうのも

考え物ですねぇ。

F様には経過を連絡したので一安心されてました。

今回はイグナイタ8個交換と合わせてプラグも一緒に

交換して頂く事になりましたが、V8エンジンですから

プラグもイグナイタも8個!

値段もそれなりです・・・。

8個と言えば、先日K様にギョーザ8個頂きました!!
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でも2パック頂いたので、本当は16個ですが(^^;

小林家分は8個でしたので残りは山本と飯田で分けてました。

K様、差し入れ有難う御座いました!