オート信州の小林です。
毎日良い天気が続いておりますが
そろそろ雨が欲しいですね。
関東の水瓶(ダム)の貯水率が例年に比べて低く
梅雨明けする前にまとまった雨が山間部に降らないと
水不足になるかもしれないそうです。
台風で大雨洪水地方があれば水不足の地域も。
狭い日本でも各地で色々ですね。
さてエンジンが始動せず動かなくなってしまった
レクサスLS600hが入庫しました。
スナップオンの診断機で調べると、7個の異常データーが
見つかり何から調べて良いか・・・
P0358 イグナイタ系統異常
P0A0F エンジン系異常
P0A0F-206 エンジン系異常
C1259 HV系異常(回生)
C1A40 エンジン系異常
B2090 ドライビングサポート系異常
U1117 用品ゲートウェイ異常
運ばれてきてエンジンを始動したら一回
クランキングしてエンジンに火が入り1,400rpm程で
エンジンストール(燃料カット)した感じで停止。
インフォメーションディスプレイには
ブレーキシステム異常、PCS異常が表示されて
「車を停車して販売店に連絡してください」となり
その後、何をしてもエンジン始動せず・・・(^^;
でも、エンジン始動直後にバラツキを感じたので
イグナイタ(点火コイル)不良で8気筒のうち
1ヶ所イグナイタ不良で爆発していない可能性が
有りましたので点検すると8番(H)シリンダーが
駄目な様ですので、とりあえず外してみる事に。
でも天下のレクサスLS600h!
エンジンが見えませんw
カバー類を全部外します。
エアクリーナーBOXを左右とも外します。
8番シリンダーは右バンク一番奥(運転席側)になりますが
一番奥だけ何やらカバーが取付されてます(>_<)
写真は左バンクです。
右バンクは撮影する前に外してしまいましたw
駆動しているようで知り合いのレクサススタッフに
聞いてみると「ポンプの騒音対策」との事でした。
外したカバーの内側には確かに吸音材らしきスポンジが
貼り付けてありました。
でも左右で6番8番、5番7番シリンダの上にだけカバーが
あるので放熱性が悪くて湿気がこもり易い等、イグナイタには
過酷な環境下だなぁと想像しますね。
実際に外したイグナイタのコネクターは腐食してました。
新品イグナイタがすぐに間に合わないとのことでしたので
エンジン始動の動作確認の為、同型のコイルを在庫車から外して
テストしてみました。
在庫車イグナイタのコネクター内部。
イグナイタ交換してエンジンECUの異常データーをクリアして
再始動すると、何事も無かったかのようにエンジン始動して
HV用メインバッテリーの充電も始まりました(^^)
メインバッテリーの残量が10%未満になっていたので
少々ドキドキしながら再始動を繰り返してましたが残量が
無くなると専用充電器が必要になるそうです(^^;
でもイグナイタ1個の故障で、大事になってしまうのも
考え物ですねぇ。
F様には経過を連絡したので一安心されてました。
今回はイグナイタ8個交換と合わせてプラグも一緒に
交換して頂く事になりましたが、V8エンジンですから
プラグもイグナイタも8個!
値段もそれなりです・・・。
8個と言えば、先日K様にギョーザ8個頂きました!!
でも2パック頂いたので、本当は16個ですが(^^;
小林家分は8個でしたので残りは山本と飯田で分けてました。
K様、差し入れ有難う御座いました!